そろばんを通して学んだ「自分の正解を作る力」
最近は、アプリの作成、問題作成、動画編集など、何かを「作る」作業に追われる毎日です。
思いどおりにできることもあれば、なかなかうまくいかず、何度もやり直すこともあります。そんな日々の中で、ふと「この感覚は、そろばんの練習と同じだな」と思ってました。
そろばんを通して学んだことの一つに、「試行錯誤」があります。
練習を続けていると、どうしても壁にぶつかる時があります。
「どうしてできないのだろう」「どうすれば、もっとできるようになるのだろう」
答えが見つからないまま、それでも練習を続けていました。
あえてゆっくり計算してみる。思い切って速くやってみる。数字を見る位置を変えてみる。問題を心の中で読み上げてみる。
いろいろ試しましたが、うまくいかなかったことがほとんどでした。
けれど、その中で「このやり方ならできるかもしれない」と感じる瞬間がありました。試して、うまくいかず、また少し変えてみる。その繰り返しの中で、自分に合った方法が少しずつ見えてきたのです。
今振り返ると、うまくいかなかった時間も、必要な時間だったのだと思います。何が自分に合っていて、何が合わないのか。それは、実際にやってみたからこそ分かることでした。
一つひとつの失敗も、自分の形、自分なりの正解を作っていく過程だったのだと感じます。
社会人になった今も、その繰り返しです。
まずは作ってみる。使ってみる。気になるところを修正する。そして、また使ってみる。
頭の中ではうまくいくと思っていても、実際に使うと不便なところが見つかります。自分では気づかなかったことを、使ってくれた人に教えてもらうこともあります。
そうして何度も手を加えながら、一つのものが形になっていきます。
そろばんを習っていた頃、将来アプリを作ったり、動画を編集したりするとは思っていませんでした。それでも、壁にぶつかった時に「どうすればできるだろう」と考え、試してきた経験は、今の自分を支えてくれています。
子どもたちも、日々の練習の中で、思うようにできずに悩むことがあると思います。頑張っているのに結果が出ない時は、もどかしいものです。
だからこそ、点数や速さだけでなく、自分で考えて工夫したこと、違うやり方を試してみたことにも目を向けていきたいと思います。
そろばんを通して身につくのは、計算する力だけではありません。
うまくいかない時に考え、試しながら、自分なりの答えを見つけていく力。
私自身も、その力をそろばんから学んだのだと、作ることに追われる毎日の中で、あらためて感じています。
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